則本昂大のFA権行使と去就の全真相!メジャー挑戦と移籍先の行方
東北楽天ゴールデンイーグルスの絶対的エースとして君臨し、近年は守護神としてブルペンを支えてきた則本昂大投手が、保持する海外フリーエージェント(FA)権の行使を表明しました。30代中盤を迎えた右腕が下した「悔いのない野球人生にしたい」という決断は、杜の都のファンのみならず、日米の球界関係者に大きな衝撃を与えています。
過去に結んだ異例の超大型複数年契約の満了、先発からクローザーへの配置転換、そして米大手代理人事務所「ワッサーマン」との契約締結など、則本投手を巡る水面下の動きは着実に進んでいました。本稿では、日米全球団を視野に入れたFA宣言の背景にある本音、獲得に乗り出す移籍先候補、人的補償や契約条件のリアルな内幕まで、徹底的に深掘りして解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:則本昂大投手が海外FA権の行使を明言。「年齢的にも最後のチャンス」と位置づけ、米大手代理人事務所ワッサーマンとタッグを組み日米全球団との交渉を選択肢へ。
- 要点2:先発通算120勝の実績に加え、抑え転向後もシーズン最多登板(56試合)やタイトル争いを演じるなど、リリーフ適性の高さがメジャーおよび国内強豪球団から高評価。
- 要点3:国内移籍時の高額年俸と人的補償(ランクA〜B)の壁、メジャー契約とマイナー契約の条件差、楽天残留を含めた多角的な条件交渉の行方が焦点。
【真相】則本昂大が海外FA権行使を決断した真意と契約の内幕
楽天モバイルパークで行われた秋季練習の合間、報道陣の取材に応じた則本昂大投手は、極めて落ち着いた表情で自らの胸中を明かしました。「海外FA権を持っているので、行使を考えている。年齢的にもこれが最後のFAになるかなと思う」。この言葉には、プロ入りから10年以上にわたりチームの柱として腕を振り続けてきたベテランの覚悟が滲み出ています。
則本投手は2013年の入団以来、新人王の獲得、5年連続奪三振王、NPB新記録となる8試合連続2桁奪三振など、数々の金字塔を打ち立ててきました。2023年シーズン中に海外FA権の取得要件を満たした際も、チームへの愛着から権利を行使せず封印。しかし、34歳という年齢を迎え、残された現役生活の時間を逆算したとき、外の世界へ打って出るラストチャンスであることは明白でした。
すでに水面下では、ダルビッシュ有投手や鈴木誠也選手ら日本人メジャーリーガーを多数手がける米大手代理人事務所「ワッサーマン(Wasserman)」と代理人契約を締結。単なる形式的な宣言ではなく、日米を含めた「40数球団」すべてを交渉の選択肢に据える、極めて実効性の高い挑戦であることが浮き彫りとなっています。

年俸推移と複数年契約の内幕|エースが歩んだ栄光と抑え転向の布石
則本投手のキャリアを語る上で欠かせないのが、2019年シーズン開幕直後に結ばれた7年総額約21億円(推定)規模の大型複数年契約です。当時、メジャー挑戦の可能性も囁かれていた中で結ばれたこの契約は、球団の「生涯楽天」への期待と、エースとしての絶対的な信頼の証でした。
契約期間中、右腕は先発ローテーションを守り続け、通算120勝99敗という輝かしい数字を積み上げました。しかし、チーム事情や自身の勤続疲労を考慮し、近年は大きな転換点を迎えます。それが首脳陣の打診による「抑えへの配置転換」でした。
転向初年度からクローザーとして抜群の適応力を見せ、セーブ王争いを牽引。さらに登板数を重ね、シーズン最多となる56試合に登板して3勝4敗16セーブ10ホールドを記録するなど、ブルペンの大黒柱として機能しました。この「先発完投能力を持ちながら、強烈な奪三振力で1イニングをシャットアウトできるリリーフ適性」を証明したことが、奇しくも今回のFA市場における市場価値を劇的に押し上げる結果となったのです。
【徹底比較】メジャー挑戦・国内他球団・楽天残留の全シナリオ
海外FA権を行使した則本投手の選択肢は、大きく分けて「MLB(メジャーリーグ)挑戦」「NPB国内強豪球団への移籍」「楽天への残留」の3パターンに集約されます。それぞれのメリット、懸念材料、条件面の違いを客観的データに基づいて比較検証します。
| 選択肢・シナリオ | 予想される契約形態・金額 | 移籍に伴うハードル・条件 | 編集部の総合評価 |
|---|---|---|---|
| ① MLB(メジャー)移籍 | 1〜2年契約+出来高 (年俸減額リスクあり) | 年齢(34歳)、メジャー公式球への適応、救援起用前提の枠組み | 「悔いを残さない」という本人の情熱が最優先されるなら本命の選択肢。 |
| ② NPB国内他球団移籍 | 2〜3年契約・年俸2.5〜3億円規模の複数年 | 高額年俸に伴う補償義務(A/Bランクに応じた人的補償・金銭補償) | 読売ジャイアンツなど投手層の再建を急ぐ資金力ある球団が有力候補。 |
| ③ 楽天イーグルス残留 | 2年以上の複数年契約+引退後の指導者手形 | 球団側の財政方針(コスト見直し)と提示額のバランス | 他球団のオファー内容次第。球団愛と功労者待遇が引き留めの鍵。 |

移籍先候補と人的補償・プロテクトのリアル|日米40球団との交渉裏事情
則本投手が国内他球団へ移籍する場合、避けて通れないのが人的補償およびプロテクトリストを巡る駆け引きです。旧年俸の順位に基づき、則本投手は高額年俸帯(AランクまたはBランク)に該当するため、獲得球団は楽天に対して28人のプロテクト枠外の選手1名と金銭補償(もしくは金銭補償のみ)を支払う義務が生じます。
このルールは、資金力のある球団であっても若手有望株の流出リスクを伴うため、獲得交渉における高い参入障壁となります。国内移籍先として噂される候補球団の内情は以下の通りです。
読売ジャイアンツ:救援陣の再構築と勝てるメンタリティを持つベテランの補強は長年の補強ポイント。補償リスクを呑んででも即戦力クローザー・セットアッパーを欲する環境に合致します。
オリックス・バファローズや福岡ソフトバンクホークス:パ・リーグの戦情を熟知している強みはあるものの、自前の投手育成力や若手のプロテクト漏れリスクを考慮すると、慎重な姿勢を崩さない可能性があります。
一方、メジャー移籍の場合はこの人的補償ルールが一切適用されません。米球団側は譲渡金や補償なしで獲得できるため、リリーフの層を厚くしたい中堅・強豪球団にとって、低リスクなスプリット契約や単年契約でのオファーを出しやすい土壌が整っています。
【実態検証】ファンの反応と現場記者が掴んだ水面下の駆け引き
則本投手のFA行使宣言に対し、ファンの間では複雑な感情が交錯しています。SNSや掲示板では「これまでイーグルスを支えてくれた大功労者。メジャーであれ国内であれ、本人が納得する道を選んでほしい」という温かいエールが多数を占める一方、「生え抜きエースが流出するのはチームにとって痛恨の極み」「田中将大投手とともに黄金期を築いた則本がいなくなるのは寂しすぎる」と、戦力低下を危惧する声が噴出しています。
現場の球界関係者が注目しているのは、代理人であるワッサーマンの交渉スケジュールです。MLBのウィンターミーティング前後から本格化する米球団とのコンタクトにおいて、メジャー契約(40人枠入り)のオファーが届くかどうかが最大の分岐点となります。
日米の報道機関の取材によると、則本投手側は「年俸の多寡よりも、どれだけ必要とされ、高いレベルで勝負できるか」を最重要視しているとされます。金額面だけを見れば国内残留・移籍の方が安定した条件を引き出せる可能性が高い中、それでもなお海外FA権を行使した事実は、プロ野球選手としての純粋な挑戦欲求が原動力であることを物語っています。

一般に知られていない盲点とネットの誤解
ネット上の議論において散見される最大の誤解は、「海外FA権を行使した=メジャー挑戦が決定した」という短絡的な見方です。海外FA権はあくまで「国内外を問わず、すべてのプロ球団と自由に契約交渉を行える権利」に過ぎません。
過去のNPB選手の中にも、海外FA権を宣言した上で国内他球団へ移籍したケースや、他球団の評価を聞いた上で条件が見合わずに元の所属球団へ「FA残留」した前例は数多く存在します。則本投手自身も「日本とアメリカも含めると40数球団」と明言している通り、NPB他球団からの好条件オファーや、楽天からの誠意ある引き留め条件次第では、日本国内にとどまる選択肢も十分に現実味を帯びています。
また、「34歳でのメジャー移籍は遅すぎる」という批判的な声もありますが、現代のMLBではスプリットや奪三振率に優れた日本人リリーバーへの需要が依然として高く、短期契約であれば十分に通用するというのが現地のスカウティングレポートにおける客観的な見解です。
【プロの結論】ベテラン投手のキャリア選択と組織マネジメントの視点
則本昂大投手が直面しているFA決断は、単なる一投手の移籍劇にとどまらず、プロスポーツにおける「組織への貢献」と「個人の自己実現」の調和という普遍的なテーマを提示しています。
20代の全盛期を球団に捧げ、7年という長期契約を全うした選手に対して、組織がどのような敬意を払い、選手個人がどのように自らの終盤キャリアをデザインするのか。過度な引き留めによる共依存関係に陥るのではなく、双方が市場価値を正当に評価し合った上で下す決断こそが、プロフェッショナルとしての健全な境界線(バウンダリー)の確立を意味します。ファンにとっても、球団にとっても、彼が歩む道を受け止め、そのパフォーマンスを最後まで見届けることが最も成熟した応援の形と言えます。
【則 本 fa】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:則本昂大投手が取得した「海外FA権」とは何ですか?国内FA権と何が違いますか?
A1:国内FA権がNPBの12球団のみと交渉できるのに対し、海外FA権はMLB(メジャーリーグ)を含む国内外すべての球団と自由に契約を結べる権利です。一軍登録日数の要件が国内FA(原則8年)よりも長い9年を満たすことで取得できます。
Q2:則本投手が国内の他球団に移籍した場合、楽天に補償は発生しますか?
A2:発生します。則本投手はチーム内の旧年俸上位に位置するため、AランクまたはBランクに該当します。移籍先の球団は、プロテクト枠(28人)外の選手1名+金銭、あるいは金銭補償のみを楽天球団に譲渡する必要があります。ただし、メジャー球団へ移籍した場合はこの補償は発生しません。
Q3:楽天イーグルスに残留する可能性はまだ残っていますか?
A3:十分に残されています。則本投手は「宣言残留」を認める方針の球団と交渉を継続しており、国内外の他球団から提示された条件や起用法を総合的に比較した上で、最終的に楽天残留を選択するシナリオも現実的な選択肢として存在します。
まとめ:今後の動向と去就決着のポイント
則本昂大投手の海外FA権行使は、自らの野球人生における集大成として下された重い決断です。先発として一時代を築き、守護神としてもタイトル争いを繰り広げたその卓越したスキルと経験は、日米問わず多くの球団にとって魅力的なピースであることに疑いの余地はありません。
今後は、米代理人ワッサーマンを通じたMLB各球団からのオファーの有無、読売ジャイアンツをはじめとする国内資金力球団の動向、そして功労者を引き留めたい楽天球団の提示条件が複雑に絡み合いながら、最終決定へと向かいます。杜の都のエースが選ぶ最後の挑戦の舞台がどこになるのか、その公式発表から目が離せません。 (出典: 則 本 fa(Yahoo!ニュース))